刈谷D&D面子向け

自己確認とか現状整理とか問題定義とかもろもろなゲーム話

ちょっと前から固定面子で刈谷などに月1くらいのペースで集まりRPGを遊んでいる。最近は専らD&Dだがこれはこれで面白いので問題は無い。一緒に遊んでいて不愉快になるような事も極稀であり、一部を除き話題の方向性や深度も概ね一致している。コンベに行くよりも遥かに安牌であり、EGコンバット風に言うなら「これ以上は望めないとは言わないが練度にはあんまり不足は無い」と言った認識である。そして今回は「あんまり」の部分の話。


この集団は全体的にロールプレイ(以後RP)が弱い。GM様からは「RPどうぞ」とか「RPしろよ」などとおざなり気味な御言葉がたまに飛ぶが、その発言で何か変わるかと聞かれると微妙である。

D&Dには最近のFEARゲーなどに見られるRP支援を目的としたシステム構造とかは存在しない。D&Dには必要が無いからだ。そもそもD&Dはダンジョンに潜って敵と戦い、お宝とEXPをがっぽりせしめればそれだけで面白いゲームなのである。そういうゲームシステムとバランスになっている。はっきり言えばD&DはRPをしなくても面白いゲームなのである。

とはいえRPできないシステムではないし、キャンペーンとしてのストーリーを盛り上げたいのならばRPの要素は重要である。それにこの辺りの人達(http://d.hatena.ne.jp/Kurono42/20060526)程までとは言わないが、もうちょっと頑張って盛り上げる余裕はあると思う。意識次第で。

RPがあまり結果や報酬に影響しないのもRP衰退の理由の一つである。その点で考えると、FEARゲーの経験点やサタスペのMVPみたいに、RPを頑張るとマジックアイテムを貰えるとか、何か褒賞があると俄然やる気が出ると思われる。

で、肝心のRPがしょぼい理由は実ははっきりしている。そもそもロールプレイのしようがあんまり無いからだ。俺もRPは苦手とまでは言わないが即席のアドリブはダメであり、事前にキャラクター設定を練りこんでおかないと満足なRPには至らない。そして最近一連のセッションでそんなことをしている人間はいない。無い袖は振れないが如く、空っぽの人格から人間性の表現などしようが無いわけだ。

じゃあキャラクターの設定を詰めればいいかと言うとそれだけで済む問題でもない。他PLもGMも拾えない設定が沢山あっても役にも立たないばかりか、むしろ足枷にもなりかねない。つまり誰かが拾える設定を出来るだけ多く立てる必要がある。もっとはっきり言うなら拾える設定はPC同士の接点やGMのネタ、セッションを盛り上げる為の燃料になるのだ。そしてRPGがコミュニケーションのゲームである以上、それらの要素こそRPにおいて重要な要素となる。


とりあえずここで俺の持ちキャラを洗いなおしてみることにする。ハーフオークの弓使いゲーマルク二世。ハイデルランドからやってきた聖痕者にしてハイオークロードの子孫という設定だが、これを弄る。まず「ハイデルランド云々」は自分でも拾いにくいので不要だ。よってこれを「地図の外の世界から長い旅の果てに流れてきた異邦人」といったものに変換する。ゲーマルクの子孫という設定も「邪悪なオークロードの血が流れているが忌々しき血が混じっていた為、郷より追われた若者」とする。しかしここでつい超人病が発症し変な設定を思いつく!それなら天使と悪魔のハイブリッドとかどうかと。とりあえず手元のPCデータを見れば奈落語を習得しているので、ここに天上語を加えるといかにも訳ありな感じになる。あとは「聖女と魔物の間に生まれた男で両方の勢力から追われ続けている」などという適当テクスチャーを貼り付ければ、なんか無理なくやる気の出そうな形にはなる。ついでにエロい!やる気もダブル!後は適当にそれっぽく煮えたテンプレート台詞とかを考えれば万全だ。「その絶望が愚かな選択の代償だ。死ぬ前によく噛み締めろ」「手緩いな。殺戮の手本を教えてやろう(そのまんま)」「俺がいなくなれば済む話だ」「神も悪魔も糞小便はするさ。今お前の目の前にあるだろう?」「蝿が止まるほど遅いな。まるで糞だ」

で、ここまではPL本人向けの設定である。いわゆる自分のモチベーションを上げる為の燃料だ。できれば他にも、仲間とコミュニケーションをする為の接点的な設定が欲しい。とりあえず一番簡単なのはサタスペのチームみたいに全員で統一された特色を一つ設定することだ。全員元○○とかそんな感じで。一応現在でも何とか騎兵団の偵察部隊とかいう設定はあるが微妙にインパクト弱かったり。元々GMが強引に作った設定だったこともあり、いまいち全員の認識が統一されてないのも問題である。なのでもう少し特殊な設定を全員同意の上で決めた方がいいかもしれない。

あと起承転結の起はそろそろ終わってもいいと思う。生ゴミ掃除や害虫駆除はもう十分だ。

とりあえず今日はここまで。